高等学校 学校案内 座談会原稿

A氏 本学園は創立37年を迎え、社会で活躍する卒業生を数多く輩出してきました。今回は、本学園に勤務する教員であり、卒業生でもある先生3名にお集りいただき、本学園の教育やクラブ、学校生活について語っていただきます。さっそく質問ですが、在校中の経験をふまえ、本学園のどういった点に魅力があるとお考えですか?

B氏 私は、教員一人ひとりの教育に取り組む姿勢だと思います。在校中、先生たちは私たちを息子•娘のように、愛情を持って接してくださいました。特に印象深いのはA先生です。私がA先生に担任していただいたのは中3のときだけでしたが、それ以後もA先生は私に見かけるたびに声をかけてくださいました。

C氏 そういった生徒と教員の関係性から生まれたのが「学園ファミリー」という言葉です。そこには、職員、保護者、卒業生など、本学園にかかわるすべての人々が含まれます。在校中、「学園ファミリー」の一体感をもっとも強く感じられた学校行事が高校野球応援です。野球部以外の生徒も全員で応援し、試合後に校歌を聞くと、感動で胸いっぱいになりました。

D氏 私は在校中、野球部に所属し、選手として試合に出場しました。試合で劣勢に立たされた時に、スタンドからの大声援を聞くと勇気が湧いてきたことを鮮明に覚えています。また、私が在校中、甲子園で優勝を果たせました。その年の進学において歴代最高とも言われる実績を残せたと聞いています。中•高6年コースと編入コースの生徒、野球部に所属するスポーツコースの生徒、互いが高め合う、よい関係が築けていると感じます。

A氏 先生方がお話しいただいた内容に加え、基礎力と応用力を養う70分授業や、宗教的観点から心豊かな人間性をはぐくむ情操教育など、創立当初から継続してきた取り組みが魅力として挙げられます。こうした本学の魅力を熟知している本学園出身の先生方は、さまざまな面で生徒に近い視点から指導が可能ではないでしょうか。

B氏 本学園では、キャリア教育の一環として多彩な職業の方を招き、講演会を開催しています。そういった職業人の方と同様に、私たち本学園出身の教員も具体的な進路の一例を示し、生徒たちに将来を考えるきっかけを提供していると思います。

D氏 さらに、本学園出身の教員は、本学園で得た経験をもとに説得力のある指導ができる点で恵まれていると感じます。私が本学園に着任した時、野球部の基礎的な練習が、私の在校時代とほとんど変わらないことに気づき、いつの時代も基礎が重要でなることは不変であると実感しました。こうした経験を後輩に伝えることが私たち本学園出身の教員の務めだと思います。

C氏 私は小学校に勤務しているので、中学校•高等学校での教育に直接かかわることはありませんが、宗教の授業や感謝祭などで学び、痛感した感謝の心を持ち続けることの重要性を、児童たちに伝えています。感謝の気持ちを身につけた児童たちは、中学校•高等学校に入学しても他校出身の生徒たちとよい関係を築けると考えます。

A氏 親近感を抱き、先生と一緒にがんばろうという気持ちが芽生えると思います。最後になりますが、本学園への入学を考えている人にメッセージをお願いします。

D氏 本学園に入学し、自らの夢に向かって「本気」になってほしいと思います。私たち野球部が平成9年に日本一になれたのはT監督が「本気」を引き出してくれたからです。本学園では皆さんの「本気」を引き出してくれる出会いがきっとあると確信しています。

B氏 夢を「本気」でかなえるためには、自らの能力に限界があるという思い込みは邪魔になります。私たち教員は難関大学で出題された問題でも、正解できて「当たり前」だと生徒に伝え、全体のレベルを高くするよう務めています。こうした指導法の有効性は進学実績も表れています。なんとしても目標を達成するという強い意志を持った人を待っています。

D氏 自らの能力を伸ばす上で、同じ目標を持った仲間の存在は不可欠です。本学園には、意識の高い生徒が集まる学校です。切磋琢磨しながら、自らの可能性に気づくことができます。こうした環境に期待して入学してほしいと思います。

A氏 こうした情熱あふれる教員のもと、生徒たちの学力が予想以上に伸びると、教育機関の方から評価をいただくこともあります。保護者の方は、ぜひ安心してお子様を預けていただきたいと思います。

TOSHIYUKI NISHIDE

粘り強く考えるタフさが売りのコピーライター、クリエイティブ・ディレクター西出 智行です。お役に立てれば幸いです。

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